pray for paris, pray for korea

* pray for paris , pray for korea
先週金曜日、13日 パリでのテロの被害者が100人を超えた。
日本が大震災の時にも、pray for japan と世界中で祈ってくれた。
シリアや中近東では毎日ISや欧米の空爆で多くの人民の命が奪われている。しかし、パリのテロの報道は大きく取り上げられ、中近東のことは全く報道されない。命の価値に違いはないのに。
確かに命の価値に差はない。報道の差があるだけ。大統領や国王の結婚や死は報道されても一般市民の結婚や死は報道されないのと一緒である。内戦地帯でのテロより観光客が多く集まる国際都市でのテロの方が大きな衝撃を与えるからである。
また、欧州人の関心は欧州なのだ。pray for world には中々なれない。
白人優位を必死で保とうと欧州人は今戦っている。
日本はテロ反対、犠牲者への黙祷、難民の経済援助をするだけでよい。
そして、ISの行為を絶対許さないことである。空爆とテロを同一に論じるのはISの思惑に加担することになる。
テレ朝の古館の論は、悲劇を目論んで行うテロと誤射による悲劇を同一に語っている。悲劇の結果が同じでも全く意図が異なっているのを無視している。


18日、日本に住む在日韓国人が、pray for korea というメッセージを広めた。合法のデモに警察が酷いことをしている、韓国を祈って。
教科書国定化を進める朴政権を糾弾するデモ隊へ警察が放水し、負傷者が出たことに対してのメッセージである。
何故日本は放送しない。大震災の時韓国は助けてくれた、今度は日本が助ける番。等々 pray for korea に賛同者が答える。
4万人という数のデモ。警察車両をデモ隊が梯子や石で何台も破壊した後でのカプサイシン入りの放水。しかも何故かデモ隊は初めからビニールの合羽を着ている。
これを知った日本人のコメント
内政干渉はできない。韓国が日本を助けてくれたことがあったか。
大震災の時の犬一匹行方不明のままだったよね。
pray for paris と pray for korea とは全く次元が違う、一緒にするな、テロとデモの区別も出来ないのか。等々。

韓国の平和を祈って、デモによる悲劇をパリの悲劇に重ねて発信したのだろう。市民が同じように傷ついたと。
同じ悲劇でも理不尽なテロと暴徒デモ隊の自業自得とは常識的に同一視はしない。情が理に勝ると見境が無くなるのだろう。


戦争で大勢の兵士を殺せば英雄になり、平和時に一人殺せば殺人者になる。不条理ではある。が、道理でもある。