あちこちで熊の被害が報道されている。冬に向けての準備のためか、人里に下りてきているみたい。今日も熊の親子が現れて母熊が射殺されたというニュースを耳にした。人間も大変だが、熊も大変。麻酔銃かなにかで追い払うようにするか、餌が不足しているようならば補うとかして山から下りなくても良いようにできないものか。確かに熊が出没するのは怖いし、命を守るために熊を退治しなければならないのはわかるが、不要にこの時期山奥へ入らないようにすることも対策のひとつだろう。開発が進んで山そのものがなくなっている。環境保全が叫ばれて久しいが、ダムを造ったり、干潟を埋めたり、伐採をしたり、地球上で、人間だけが快適に過ごせればいいという驕りがある。熊が出没したら殺せば良いという短絡な発想が悲しい。毎年同じような被害の報道が繰り返しあるが、共存する方法を多分地元でも検討されているのだと思いたい。とはいっても熊は怖い。音をたてて熊が近づかないようにして用心するしかない地元の人の苦労も察する。