SMAP・海難1890・1998年の宇多田ヒカル

SMAP
解散騒動の結末がテレビ生中継のお通夜。事情は当事者ではないから当然わからないが、ジャニーズ事務所の深い闇を垣間見た気がした。
宮中の奴隷として生きるか、荒野で野垂れ死にするかの選択で奴隷に決めたということか。アラフォーの5人が決めたことに何も言うことは無い。
兎も角、メリーは産業廃棄物のマッチを可愛がる目利きのない経営者というだけの事。


*海難1890
トルコとの友好秘話を映画化。
1985年の日航機、日本政府の事なかれ主義を改めて知る。自衛隊が今後はこのような危機状況になれば救い出すのだろうか。
それぞれの国が自国民を救う為に動いている中で、日本だけが飛行地ではないというだけで日航機を飛ばさず見殺し同然に。その後、日航は破綻して税金投入で生き延びたが、日本人を救おうとしなかった日航の体質は変化したのだろうか。
兎も角、1890年の日本の村人に、1985年のトルコ政府に賛美を送りたい。情けは人の為ならず。


*1998年の宇多田ヒカル
著者は宇野維正
1月19日は宇多田の誕生日。33歳になる。
1998年デビューした宇多田、椎名林檎aikoを主に取り上げているが、浜崎あゆみを3人との比で加えている。
2016年に復帰すると言われている宇多田であるが、この本の最後にこう書かれている。

『1998年、宇多田ヒカルは日本の音楽シーンのルールを変えた。
2016年、宇多田ヒカルは日本の音楽シーンの延命装置をすべて外してしまうことになるかもしれない。』
宇多田が不在の6年間、貧しい音楽シーンに慣れたリスナーが、宇多田帰還の希望だけで日本の音楽シーンのメインストリームの終焉を長引かせていたのではないか。


確かに、オリコンチャート、CD販売数、TV音楽番組をみると、日本の音楽は既に多くの人達から必需品ではなくなってきている。
それでも、宇多田ヒカルの復帰は嬉しい。例え、日本の音楽シーンに変化をもたらさなくても新たな彼女の音楽を聴きたいと思う。