リオ五輪のあれこれ

アスリートの方々にお疲れ様と申し上げる。陳腐な言い方だが「感動をありがとう」しか思いつかない。メダリストばかり話題になるが、4位になった女子体操にも少しマスコミは触れて欲しかった。
確かに入賞とメダルには大きな差があるが、前回8位から4位になったことは素晴らしいと思った。
生中継を見ない者には結果だけを伝えられても不満が残る。女子は4位でした、と言われてもやはり映像が欲しい。
閉会式の小池知事も安倍首相も良かった。世界でも土管から出て来た安倍マリオ喝采を浴びたようだ。東京五輪のプレゼンは何度も見てしまった。地上波では放送回数が少なかったのは何故なのか。
NHK総合テレビは関東東北の台風情報を殆どの時間費やしていた。首都圏直撃の台風は日本全国で気にしないといけないのか。仮に九州直撃の場合一日中台風情報を流しているか。何度も同じ情報を流す意味があるのか、地方の場合は横枠に移動して首都圏のニュースを放送する場合が多い。プレゼンを見たくても台風情報で見られなかった。最初に見たのがTV朝日系、その後はYOUTUBE。わずか10分足らずのプレゼンを台風情報の合間に何故流さなかったのだろう。
選手入場の場面が批判されていると言う。見ていないが、選手より先に役員が入場したことが問題のようだ。入場の順番より、飛行機の席の方が問題。役員はビジネス、選手はエコノミーという。これは逆だろう。頑張るのは選手だ。役員は縁の下に居るべきだ。アスリートファーストという言葉があるが、日本の場合役員がファーストを維持している。だから入場行進も選手より目立つ前に出てくる。
選手がビジネスにしたい場合は自費になる。前の五輪の時もこの話を聞いたことがあり、これはおかしい、役員より選手を大事にすべきだと五輪のホームページの意見欄に抗議した。だが、現在もこの順列は覆っていなかった。確かに役員は元選手が多く、選手が教えを乞う立場である。だが、選手の活躍を期待するなら環境を整えるのが役員の役割である。移動に際してエコノミーを選手にし、自分たちはビジネスにする意味がわからない。選手より偉いのだから当然という感じが漂う。アスリートファーストを理解していない日本の役員たちの傲慢さ。仁川アジア大会で選手を守るべき役員が全く守ろうとしていなかったことを思い出す。もう一度役員たちは自分たちがしなければならないことは何かを再考すべきだろう。