日本のマスコミの問題

ZEROというニュース番組で宇多田ヒカルが「東京」での子育ては大変そうという話をしたのをいつの間にか「日本」の子育ては大変、と言ったと情報変換している。
中にはそれに反応して「日本にいないのに勝手に日本を批判するな」「日本に納税しないのに、帰って来るな」と訳の分からないことを言いだす者もいる。Amazonに言いなと思う。
東京の子育ては大変だろうなと思う。保育所に反対する住民もいるし、田舎のような空間も少ないだろうし、電車も殆どの時間混み合っているだろうし、乳児と二三歳の子を持つ母親には外出は無理だろう。
意見を見ると、泣く乳児よりも構うことをしない親への非難が多い。ただどんなにあやしても泣く子はいる。時間を考えて電車に乗ってほしいという意見もあるがどうしても乗らねばならない場合もあるから避けたくても乗らざるを得ない訳である。
子供が少なくなったというのが問題だろう。周りが子供だらけならその騒々しさを受け入れざるを得ないが少なくなった子供が偶に騒げば注視してしまう。
このようなことが話題になったのは本当に子供が減少している証だろう。
宇多田の住んでいるロンドンでは子供連れが多いと言う。
寛容が無くなったからかとZEROのキャスターが宇多田に同意を求めると宇多田は「昔も今も変わらないと思う」と答えたのに感心した。環境の問題だろう。
子育てより難民問題に対しての彼女の意見の方を取り上げるべきだろう。そこを問題にしないのも日本のマスコミの問題か。中途半端な情報が一番問題と彼女は語ったのに。
誤解させるような書き方をマスコミは出来るだけ止めて欲しい。情報操作するマスコミは最終的に信用を失うだけである。巻き込まれる個人への配慮が足りないことも問題か。